レギオス・コラム ☆念威という名のモラトリアム☆

 テレビアニメ 『鋼殻のレギオス』の楽しみ方を、様々な角度から探求するコラム。

 今回は第4話 『武装解除!メイド服を着用せよ!』です。
  
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 『鋼殻のレギオス』に込められた様々な要素のひとつに、“モラトリアム”があります。
 
 モラトリアム・・・人が、社会において〈一人前のオトナ〉になるまでの〈猶予期間〉です。
  
 学生しかいない学園都市であるツェルニ自体が、巨大なモラトリアム空間であるとも考えられます。
  
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 「一度、武芸で失敗し、別の生き方を探しにツェルニに来た」というレイフォンも、まさに「自分が何者なのか」を決めるまでの、モラトリアムを生きています。
 
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 幼い頃から、念威操者になる道を歩んできたフェリ。
 「人は、自分で自分の将来を決めることが出来る」
 そう知った彼女は、自分の道を探しにツェルニに来ましたが・・・。
 
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 自分が進むべき道とは、いったい何なのか。 
 「なりたい自分」を、はっきりと自覚しているメイシェン、ミィフィ、ナルキ。
 そして、活き活きと働く町の人々が、フェリにとっては、まぶしく見えます。
 
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 今まで、自分を縛り付けてきた《念威》を封じたために、メイシェンたちを危機にさらしてしまったフェリ。
 その《念威》が、彼女自身と、仲間を救う力となります。
  
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 ただ拒み、目をそむけるだけでなく。
 向き合い、折り合いをつける事で、人は変われるのかもしれません。
 たとえ、ホンの少しでも。
  
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 「そんなあの子が、行動を起こした。自分が傷つくだけだというのに・・・」
 「だから、武芸科に入れたのか?見守るために」
  
 ツェルニという巨大なモラトリアムの中、 「オトナ」 の立場にいるカリアンとヴァンゼ。
 彼らの言葉から、フェリの視点からは見えなかった、もうひとつの真実が見えてきます。
 
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 登場人物たちは、どのような〈モラトリアム〉を生きているのか。
 
 そして、それは、いつ、どの様に終わるのか・・・。
 
 そこに着目するのも、『鋼殻のレギオス』の楽しみ方の一つかもしれません。

09年02月06日

Special

3月27日よりDVDリリース開始!
『鋼殻のレギオス』のDVDは、毎月、限定版と通常版の2バージョンで発売! 限定版には原作者書き下ろし小説、カラーイラストほか、第1巻には未放映シーンを含む 映像特典アニメーション 『レジェンド・オブ・レギオス完全版 第一章 』(約7分:出演:安元洋貴、名塚佳織 他)を収録。

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