また友達になろうよ 「魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 1st」アフレコレポート
2009-10-14 15:00
‘10年1月23日から劇場公開される「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」のアフレコが都内のスタジオで行なわれた。アフレコを終えた声優さんたちにアフレコの感想やこだわりなどを伺った。

(写真は、前列左から、ユーノ・スクライア役の水橋かおり、高町なのは役の田村ゆかり、フェイト・テスタロッサ役の水樹奈々、アルフ役の桑谷夏子、後列左から、リニス役の浅野真澄、クロノ・ハラオウン役の高橋美佳子、プレシア・テスタロッサ役の五十嵐麗、リンディ・ハラオウン役の久川綾、エイミィ・リミエッタ役の松岡由貴)
Q.ご自身の演じる役をご紹介ください。
田村ゆかり(以下、田村) : 高町なのは役の田村ゆかりです。なのはは、ごく普通の女の子だったのですが、ユーノくんや「レイジングハート」と出会って、戦っていくことになります。あと、なのはに思いを寄せているユーノくんの気持ちには、気づいていないような気がします(笑)。
水樹奈々(以下、水樹) : フェイトは、大好きなお母さんの命令で地球にやってきた魔導師です。「ジュエルシード」という、とても大きな力をもつ物体を集めていて、なのはとは戦うことになってしまいます。TVシリーズ第1期(「魔法少女リリカルなのは」)のフェイトは、精神的に未熟な部分が多く、シリーズを通して1番気持ちの成長があるキャラクターだと思うので、いったん気持ちを初期状態に戻して演じることに意識を向けました。
水橋かおり(以下、水橋) : ユーノくんという男の子を演じました。遺跡で「ジュエルシード」を発掘しているところを襲われて、なのはのところへやってきた少年で、なのはの「いいお友達」です(一同爆笑)。
桑谷夏子(以下、桑谷) : アルフは、フェイトに使い魔としてつくってもらった存在です。フェイトから魔力をもらって生きているので、もしこの先フェイトが死んでしまうと、私もいなくなっちゃいます(水樹「死なないよ!(笑)」)。
高橋美佳子(以下、高橋) : 「時空管理局執務官」という、魔法世界の警察官のような役回りをしているクロノくんを演じました。年齢は15歳と若いのですが、一人前のお仕事をこなす男の子です。
五十嵐麗(以下、五十嵐) : プレシアは、非常に娘思いのいいお母さんです。娘への愛情が少し度を越えた結果、道を踏み外してしまいましたが、やはりいいお母さんだと思っています。
浅野真澄(以下、浅野) : 私が演じたリニスは、子供時代のフェイトちゃんのめんどうを見ていた使い魔です。フェイトちゃんが魔導師になるまでお世話していました。
松岡由貴(以下、松岡) : 時空管理局に所属する戦艦「アースラ」で、オペレーターをやっているエイミィを担当しました。難しいことばがいっぱい出てきて、その説明を私がやっているのですが、意外に大変でした(笑)。
久川綾(以下、久川) : リンディ・ハラオウンを演じました。リンディは、「アースラ」の艦長を務めつつ、クロノの母親としての仕事もこなしている女性です。
Q.演じられたキャラクターや今回の映画化に対する率直なご感想をお願いします。
田村 : まず、台本が普通の劇場用アニメよりも厚くて驚きました(笑)。TVシリーズでは、自分が演じる、なのはの視点でストーリーを見ていたのですが、今回はプレシア母さんの目線で見ていました(笑)。五十嵐さんは、プレシアをいいお母さんだとおっしゃいましたが、私もそう思います。ぜひぜひ見てください。
水樹 : 私にとっても思い入れのある作品なので、こうして映画になることは非常に幸せだと感じています。今回は、TVシリーズやドラマCDでは表現しきれなかったフェイトとプレシア母さん、リニス、そしてアリシアという存在の関係性、なぜ今回のような事件が起きてしまったのかという部分がしっかりと描かれていて、ますます心があったかくなるお話になりました。
水橋 : 今回は映画だから、なのはにもう少し近づけるかなと思って(笑)、TVシリーズの時よりも「男の子」を主張するように演じました。なので、魔法使いとしてのユーノくんは活躍できたと思っています。……なのはには見事にスルーされているんですけどね(笑)。
桑谷 : 10年ちょっと声優の仕事をやってきたのですが、劇場版に参加するのは今回が初めてで、隣にいた奈々ちゃんに「ねぇ、台本ってこんな分厚いものなの?」とか、聞いていました(笑)。やはり長く演じていたキャラクターは愛着がわくので、アルフのような5年も付き合ってきたキャラクターで、初の劇場版がやれたのというのはうれしいです。
高橋 : クロノくんは、TVシリーズ第1期が放映された当時、TVシリーズのレギュラー番組で私が唯一男の子役を演じさせてもらったキャラクターだったので、心に残っていました。その作品の集大成的な映画に出してもらえて非常にうれしいです。
五十嵐 : 今回の台本を読んだ時、TVシリーズの収録でどんな気持ちでどんなセリフを言ったのかを全部思い出せるくらい印象深い役だったので、ブランクは感じませんでした。劇場版では、心が壊れてしまう前の優しいお母さんだったプレシアも描かれているので、彼女の行動にすべて納得がいった上で演じられたので、楽しく収録できました。
浅野 : 私はTVシリーズ第2期の「魔法少女リリカルなのはA’s」で1回出演しただけだったので、劇場版のお話をいただけたことがすごくうれしかったです。これからも機会があったら、またリニスを出してほしいなと思います。
松岡 : 友情や親子の愛も含めて、1作の中にいろんな愛の形が表現されているんだなと思いました。とてもおもしろかったし、ご覧になった方にはそういうのを感じていただけるんじゃないかと思います。
久川 : 劇場版のお話はずいぶん前から聞いていたのですが、自分が出演できるかどうかもわからなかったので、実際にお話をいただいた時は本当にビックリしました。
Q.演じられたキャラクターの見どころをお教え下さい。
田村 : なのはの見どころは、新しくなった変身シーンですね。かなり長い時間をかけて、全裸で変身します(笑)。「TVではできなかった俺のリビドーをぶつけるぜ!」という感じですよ(一同爆笑)。気持ちの面では、今回は魔法を初めて手にした時の、右も左もわからないけど一生懸命でまっすぐな部分や初々しさが出るように演じましたので、その辺も見ていただけたらと思います。
水樹 : 全部と言いたいのですが、ラストに向けてのお母さんへの気持ちの消化、自分に向き合ってくれるなのはという存在にぶつかっていく姿に注目してください。特になのはとの戦闘シーンは、本気で殺しあうくらいの勢いで危険な魔法をぶっ放しまくっているので(笑)、そこはぜひとも見ていただければと思います。あとはラストシーンですね。なのはは絶対にユーノに渡しません(笑)。
水橋 : 魔法を使っているシーンですね。とても男の子らしくてカッコいいなと思いました。それから、なのはの初めての変身シーンで「(魔法が)成功だ!」というセリフですね。どう聞いても「最高だ!」って聞こえたりするのはなんでかな(一同爆笑)。
桑谷 : アルフがお母さんに食って掛かるシーンは、TVシリーズの時からいいシーンだなと思っていました。それが再度やり直せたのは、自分的にもうれしいです。物語的には、今回はお母さんの内心がしっかり描かれていて、なぜフェイトのことが嫌いなのかがハッキリわかります。すごく悲しい背景があるので、そこにも注目してほしいですね。
高橋 : クロノの見どころも、ユーノと同じく魔法を使っているシーンです。特になのはとフェイトの戦いに割って入るところは、TVシリーズの時から印象深くて、セリフを全部覚えていたくらいです。クロノは複雑な過去を抱えていてプレシアに思うところがあるのですが、そういう気持ちも込みで彼女にあるセリフをぶつけるシーンもカッコいいなと思っています。あと、あんまり言うとネタバレになるのですが、個人的にはラストのユーノくんとアルフのふれあいがすっごく好きなので見てください(笑)。
五十嵐 : 今回は彼女の心情がしっかりと描かれているので、はっきり言ってプレシアが出ているところは全部見どころです。ですが、つかみとしてはフェイトに鞭を打つところですか(一同笑)。アレはちょっと衝撃的なので(笑)。見どころと言うとおかしいかもしれませんが、気持ちの持って行き場がそこになっちゃったんだろうなと思います。彼女の行動の裏にある悲しさというのが感じられるんですよね。それから、優しかったころのプレシアも見てください。こんな時もあったんだと思っていただけたら、いろいろ考えていただけるかなと思います。
浅野 : TVアニメやドラマCDでは少ししか描かれなかった、かつて幸せだった時の話です。この作品を見ている方はみんな、フェイトちゃんを守ってあげたいと感じているんじゃないかと思うのですが、リニスは、それをストレートに出せるキャラクターなので、そのへんが私はおいしいキャラクターだなと思っています(笑)。
松岡 : オリジナルの言葉が多くて、とても難しいことを言っているんですが、そうは感じさせないように演じられていたらいいなと思っています。個人的には、ユーノくんを見ていられれば幸せですね(笑)。私はフェレットを飼っているので、わが子のような気持ちで見ています。ひっくり返してコチョコチョしたい気持ちを抑えつつ、収録していました(笑)。
久川 : 艦長としてのリンディ・ハラオウンと、なのはやフェイトたちに接する時の優しい女性としての使い分けですね。やはり職場では、きっちりと艦長をやっているというのを今回改めて感じました。個人的には、「アースラ」の突入部隊のみなさんがメチャメチャ美形なところが気になりました(笑)。しかも、すぐやられちゃうんですよね。ひょっとして顔で選んだんじゃないかなと感じました(一同爆笑)。裏的な見どころですが、「アースラ」のクルーも見ていただけたらと思います。
また今回、原作・脚本の都築真紀や監督を担当する草川啓造からもコメントをいただいたので、合わせて紹介する。
都築真紀 : 〝なのは〟シリーズは、ゲームのスピンオフ作品ということで、とても小さく始まった企画なのですが、今回集まっていただいたキャストやスタッフ、ファンのみなさんのおかげで今回、劇場という大きな舞台にまで来ることができました。スタッフ一同で鋭意制作中ですので、どうかよろしくお願いいたします。
草川啓造 : 今回、2時間を越えるボリュームになっており、内容的にもかなり贅沢な作りになっています。TVシリーズでファンになっていただいた方も、今回の劇場版から見ていただく方も楽しめる作品になりますので、ぜひ多くの人に見ていただきたいと思います。

<STAFF>
原作・脚本=都築真紀 監督=草川啓造 キャラクターデザイン=奥田泰弘 美術監督=片平真司 アニメーション制作=セブン・アークス
<CAST>
高町なのは=田村ゆかり フェイト・テスタロッサ=水樹奈々 ユーノ・スクライア=水橋かおり アルフ=桑谷夏子 クロノ・ハラオウン=高橋美佳子 プレシア・テスタロッサ=五十嵐麗 リニス=浅野真澄 リンディ・ハラオウン=久川綾 エイミィ・リミエッタ=松岡由貴
http://www.nanoha.com/
(C)NANOHA The MOVIE 1st PROJECT



















